こんにちは。
またまた久しぶりの更新になってしまいました…。
最近読むペースがあがって、1日3冊ぐらい読んでます(汗)

さてさて、今日はこちらの本を。


★金の小鳥の啼く夜は (かわい有美子)
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さくらの評価:★★★★★

半身に大火傷を負った元オペラ歌手×盲目少年

先日の幻冬舎半額フェアの時に購入しました。
前から気になりつつも読めていなかったのですが、
面白かった~!

読まずにいたことを後悔。

一部ネタバレしていますが、感想は↓↓↓より。  



【あらすじ】□■□■□■□■□□■□■□■□■□□■□■□■□■□□■□■□■□■□□■□■□■□■□□■□■□■□■□

名家である高塚家の双子の兄として生まれ、逞しい体躯に端正な顔立ちを持つ英彬。
しかしオペラ歌手としての才能を花開かせようと留学した先で、
不審な火事にみまわれた英彬は左半身にひどい火傷を負い、夢を諦めて帰国することに。
火傷の痕を皮の仮面で隠し生活しているものの、外に出るたびに人々の好奇な視線に晒されて、
日々苛立ちながら暮らしていた。

そんなある日、高塚家の持ち物である劇場で働いていた盲目の少年・雪乃と出会う。
ハーフであり天使のような容姿とやさしく素直な性格の雪乃に英彬は癒され、逢瀬を重ねるようになる。
英彬は雪乃に歌の才能を見いだし、自分の名前や立場を知られないよう教育をほどこしていくが、
いつしか二人は惹かれ合うようになり----。

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読み終わった後にとっても幸せになれるシンデレラストーリーでした(笑)

視点は、攻めの英彬と受けの雪乃両方の視点で進みます。
二人とも、何かしらの影を持っていて、
その影がお互いとの出会いにより昇華され、そして惹かれていく様子が描かれています。

二人が出会うのは雪乃が十歳の時なので、
はじめは保護者と子供、という感じなのですが、
長い年月をかけて、少しずつ恋心を意識していくのが良かったです。

私はショタ系の受けにそこまで萌えを感じないのですが、
何事にも前向きに頑張る雪乃はとても好感が持てました。

あと、想像以上に萌えどころが結構あって。

英彬は雪乃に毎日歌を教えているのですが、
ある時、学校に通い始めて眠る時間が減った雪乃の体調を気遣い、
練習を隔日にしようと英彬が申し出るんです。
でも雪乃は、英彬と一日でも会えないのが嫌で、泣きながら嫌だと言うのですが、
その時の雪乃の心境がとても健気で可愛らしくて、キュンと来ました。


********************************************************************************

「・・・嫌です」 

雪乃は両手を握りしめる。

「会えなくなるのは、嫌です」

我が儘だと知っている。
男の提案が自分のことを慮ってのことだというのも、わかっている。

それでも涙が止まらなかった。

「会えなくなるわけじゃない。二日に一度は、これまで通りにここに来る。だから、その分、夜はちゃんと休みなさい。子供は寝ないと育たない。お前はまだ小さいのだから・・・」

これまで聞いたこともない、困惑したような声で男は雪乃の髪を撫でた。
再び目元を拭った指ははじめて手袋を外していて、温かな指は雪乃の頬を愛しむように撫でてくれる。
それがまた、胸を締めつける。
会えなくなるのは辛い、声を聞けなくなるのは辛い。

それが雪乃のためを思っての言葉であることは知っているけれども、それでも毎日この男と会えなくなれば、雪乃は小さくぺしゃんこになって、いなくなってしまう気がする。
この男と会う前は、そんな小さく頼りない自分を意識したことなどなかったのに・・・。

(中略)

「・・・わかった、わかったから、雪乃」
温かな胸に抱き寄せられ、雪乃は涙で汚してはいけないはずの麻のベストに必死に縋る。
着馴らした麻の肌触りはさらりと心地よく、抱きしめてもらうといい匂いがして、悲しいのにとても安心した。
雪乃は細い腕を懸命に男の背に伸ばす。

この人が大好きなのだと、毎晩会えないと思っただけでどうしようなく泣けてくるのだと、切実に理解した。
そして、こうやって抱きしめてもらえると、こんなに悲しいのにそれだけでずいぶんうっとりとした幸せな気持ちになることも、子供ながらに理解できた。

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こりゃ、英彬もたまらんわ・・・、という感じですね(笑)
でも、この時の英彬は、雪乃をそういう風には見ていなくて、
それがまたいいなーと思いました。
だってここで英彬が雪乃を下心ありで見ていたら、なんかショタ感丸出しだし・・・。
(もちろん心の奥底では最初から惹かれていたんでしょうけど)
少しずつ惹かれていくからこそのもどかしさがあって、
些細な接触にもキュンとさせられました。

まだ自分の気持ちが恋だという自覚がない雪乃が、
それでも英彬を慕う気持ちを抑えられずに、
自らの胸元で、英彬の手をぎゅっと握りしめたりして、とても可愛らしかったです。

あと、他には切なさ要素もあって。
雪乃が少しずつ歌の才能を周囲に認められるようになるにつれ、
英彬は自らの醜い容姿や、それに伴う世間の英彬への視線を雪乃に知られることを恐れるようになり、
そうして雪乃を突き放そうとしたりもして、
英彬の心境や二人のすれ違いが切なかったです。

まぁ一言で言うならば「あしながおじさん」的ストーリーで、貧しく盲目の雪乃が英彬の支援によって才能を開花させていくのですが、
英彬が単なる優しい人ではなく、
過去の出来事からすごく周りに対して不信感を持っていて、そんな彼が雪乃によって救われていくのです。
どちらか一方だけでなく、お互いがお互いにとっての救いになっているのが、良かったですね。


それではこの辺で。


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